2009年　AJCE年次セミナー報告

技術研修委員会

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概要

　平成21年7月14日（火）13:30 〜17:30
　会場：日本工営株式会社 本社3階A会議室
　参加人数：65名

はじめに

海外における社会資本整備の需要は、新興国の発展や昨今の世界同時不況対策として実施される大規模な財政出動などにより、今後ますます旺盛になることが予想されます。その中で、わが国のコンサルタントはODA（政府開発援助）に関わる業務を中心に一定の成果を収めているものの、今後、欧米の一流コンサルタントに伍して海外市場でのプレゼンスを高めていくためには、より幅広く業務機会を追い求め、積極的に大型プロジェクトに参画していくことが重要になると認識されます。

本セミナーでは、日本の国際開発援助を総合的に推進する国際協力機構、さまざまな海外プロジェクトの経験・実績を持つ民間コンサルタント、およびこの分野に造詣の深い学識経験者、それぞれの分野から３名の方をお招きし、海外市場の今後の展望と、その中でのわが国のコンサルタントのあり方についてご講演をいただきました。

講演テーマ・講師

　1.　『新しいパラダイムにおけるコンサルタントの役割』
　　　　　　　：独立行政法人　国際協力機構（JICA）　上級審議役　荒川博人氏

　2.　『アジアにおける官民共創』
　　　　　:バリュープランニング・インターナショナル(株)　取締役　原　啓氏　

　3.　『我が国の建設産業の取り組むべき課題と今後の展望』
　　　　　　　　　　　：高知工科大学　社会システム工学科　教授　草柳俊二氏

　
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　　　荒川　博人氏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原　啓氏
　　
　　　　　　　
　　　高知工科大学　草柳　俊二氏　　　　　　　　　　　　

三題の講演には、異なる視点からの我々コンサルタントに対する激励のメッセージが込められており、今後の業務展開を考える上で、多くのヒントをいただきました。セミナー会場には、終始、ある種の緊張感も漂い、これは聴講者の方々の関心の高さの証しであったと思います。